ジョン・ウーの映画で面白いと思えた最後の映画
深夜で狼・男たちの挽歌最終章を偶々見て、こんなカッコいい映画あるんだとジョン・ウー監督にハマりにハマった
やっぱ若いからね、2丁拳銃、0距離からの銃を構え合うシーン、止め絵、なぜか鳩、今見たらクサイと思えるぐらいの演出でも、凄くカッコよく見えた、今でも男たちの挽歌シリーズは大好きな映画
そんなジョン・ウーがハリウッドに進出した時、どんな映画を撮るんだろうとワクワクしてた
1番初めはジャン・クロード・バンダムの「ハードターゲット」そんなに評価されてないけど、鳩も出てガラス越しで2丁拳銃の打ち合いとか結構好きだった
次に「ブロークン・アロー」これも世間的にはイマイチ判定の映画だけれど、別に嫌いじゃない、まあなんだろう、ストーリーが雑でも、いやそもそも話としてジョンウー映画は雑だけれども、この頃の僕はジョン・ウー演出が入れば許すって言う感だったのだよ(笑)
そして来ましたハリウッド3作目「フェイスオフ」
今までも嫌いじゃなかった、ただなんだろう、これはずば抜けていた
話としては荒唐無稽もいいところ
FBI捜査官アーチャ(トラボルタ)が6年前に息子を殺したキャスタートロイ(ニコラスケイジ)を、やっとの思いで捕まえる、が捕まえた後にキャスターが爆弾を仕掛けたことが判明するが捕まえる際に負傷を負い植物状態となったトロイからは爆弾の場所を聞き出せない
どうしよう、このままじゃ爆発する、あ、そうだ!キャスターの顔と自分の顔を入れ替えてキャスターになり刑務所に入っているキャスターの弟から爆弾のありかを聞き出しちゃえ!と刑務所に潜入
ただ顔を入れ替えた後に、なぜかキャスター復活、やったー俺がアーチャになってアーチャを刑務所に閉じ込めて後は好き勝手やってやるぜって言う感じで話が進みます(笑)
つまりトラボルタがケイジでケイジがトラボルタになるわけ
これ話はかなり無理があるんですよ。そもそも体型が違いすぎるからね、顔の大きさも違うし無茶にも程がある、だけどそこはジョンウー、勢いだけでアリ寄りのアリにもっていく
そして途中で気にならなくなる、うんそうだよね、そりゃ顔変えるよね、体型もなんとかなるよねってなるんですよ(笑)
これはジョン・ウーもだけどトラボルタの演技、ニコラス・ケイジの演技の全てが上手く機能した、ある意味軌跡の映画だと思う
だって、こんな荒唐無稽な設定で撮っても、うまく話が進んで、クソ面白く料理するんだから
まあとにかく見て欲しい
おそらく、これがほぼ最後の2丁拳銃、0距離銃の構えあい、鳩などてんこ盛りのジョン・ウー映画だと思う
いや、厳密には最近「マンハント」で昔ながらのジョン・ウー演出復活したけど、ちょっと酷かったしね、これは後ほどレビューします
とにかくフェイスオフは本当に面白いアクション映画なんで、見てなかったらぜひ見て欲しい映画
と言うことで、点数 91点