あらすじ
刑務所から出所したばかりのチャンス(小沢仁志)は大佐(宇梶剛士)に頼まれて信用ならない3人の仲間(江原修、山下真広、水上竜士)と共に宝石店を襲撃し成功、そして町の外れの廃墟に逃げ込む。だがそこには小沢弟と女のアホバカクレイジーなカップルが!そしてそのカップルはその宝石に目をつけ奪ってしまう(笑)やべー取り返さなきゃ大佐に怒られちゃうよー、しかも仲間も信用ならねーしどうしよう。。。信用できない仲間を牽制しつつ、壮大な小沢兄弟の喧嘩が始まるのであった(笑)
感想
えーまずこの映画、突っ込みどころ満載なのは間違いない。
冒頭で小沢兄が逃げてるんだけど、弓矢だったかクロスボウだったか忘れたけど、とにかく矢を撃たれてるんだけど、そのシーン、まんまハードターゲットのパク・・・いやオマージュ(笑)
そして今度は宝石店を仲間と共に強盗するんだけど、襲う時の衣装が黒のスーツに黒のネクタイ・・・そして、そこから車で逃亡、その道中は完全にアメリカ人的なセリフ回し「ヘイ!どうだい!」みたいな感じのね。。。
完全にレザボアドックスをパクッ・・・いやオマージュか(笑)
また大佐役の宇梶剛士は、ほぼほぼハードボイルド新・男たちの挽歌の敵役のアンソニーウォン
だから言ってしまえば、雰囲気は完全にレザボアドックス、そしてアクションはハードターゲットをベースにして、他にもチョコチョコとジョンウー監督の作品を入れてる感じと思ってくれていい。
そんな感じの映画だから人によっちゃパクりまくってるじゃねーか!!
と怒る人もいるかもしれない。いや間違いなくいるだろう。
だが、考えてみてほしい1995年当時の日本映画を。。。
あの頃の邦画でまともなガンアクション映画なんて皆無
Vシネでクライムハンターとかはあったけど、あれはあくまでVシネ
劇場公開する邦画で面白いと思えるガンアクション映画って自分の記憶ではないと思う
そこに来たのが、このSCORE、製作費3000万円という低予算ながら、とにかく面白いガンアクションを撮りたいという熱意がひしひし伝わるし実際にガンアクションは当時の邦画では抜群に上手く撮っている
だから確かにハードターゲット的なパクリアクションだけれども面白いのよ。
また今もまだまだ凄いけども若い時の小沢兄弟は体のキレが凄いし、小沢兄パーセンが何かあると「くそ野郎」って言うのも癖になる(笑)
なんで、正直見てない人が圧倒的に多いと思うけども、なにか機会があればぜひ見てほしいと思う映画です
ということで点数
79点
色々突っ込みどころはあるけど、当時の日本でこの映画を撮ったっていう熱意を感じてほしい